住宅ローン破綻は任意売却を

■住宅ローンの返済に行き詰まったら任意売却を!
お金の問題で無理をすれば、すぐに悪循環へと陥ってしまいます。住宅ローンの返済を必死に続けても、いつまで経っても改善しないばかりか、悪循環から抜け出せずにやがて破綻へ至ることになります。

〇「あと1か月早ければ、あと2か月早ければ最悪の事態は避けられたのに」という相談者の方も少なくありません。
順序はどうあれ、上のイラストのいずれかに当てはまる方は任意売却による処理を考えてください。

〇住宅ローンの金利は、他のどんな借金の金利よりも安いものです。その住宅ローンの返済のために別の借金を充てるような行為を繰り返せば、いずれ破綻をすることは明らかです。

〇無理な支払いはしないことも大切です。

〇住宅ローンの支払いを延滞、滞納すれば、連帯保証人に迷惑がかかります。この迷惑が避けられないのであれば、少しでも早い段階で不動産を処分することによって連帯保証人が被る迷惑を最小限度にとどめることができます。

〇最悪の状況に陥ることなく住宅ローン破綻への道から抜け出すためには、どこかで見切りをつける勇気も必要です。


■あなた側に立った任意売却を!
住宅金融支援機構や金融機関など債権者側から紹介を受けた任意売却業者と、あなたから依頼を受けた任意売却業者とでは、あなたに接するスタンスが180度違います。
誰が依頼者かによって立場が異なることは、当然といえば当然でしょう。
私たちも金融機関や保証協会など債権者側から依頼を受ければ、その債権者の意向に沿った任意売却の処理を行わざるを得ません。たとえば引越し費用の交渉にしても、それを負担する側に立った業者からの提案と、あなた側に立った業者からの提案とでは異なります。
契約後の引き渡し時期の交渉も同じで、立場が違えばその提案も異なります。
「あなたのため」を第一優先にした交渉を期待するのならば、任意売却の相談をしてみたほうがよいでしょう。
融資の返済が困難になった不動産を処分する手続きがあります。すべての返済が不可能なときに金融機関などの合意を得て不動産を売り、返済しきれなかった債務を残したままで抵当権等を解除してもらうことを任意売却といいます。